玉露(伝統本玉露)を栽培・産直しています。

 玉露(伝統本玉露)とは、お茶を摘み取る20日ほど前から、日光を遮断し、お茶の渋みの少ないまろやかな緑茶です。
 玉露の産地は、その手間隙の掛かる栽培方法のために、年々減少の一途をたどっていますが、八女地方は、品質とともに全国の50%以上を生産量を誇る、日本一の玉露の産地です。
 玉露の栽培方法は、「自然仕立て」と言い、茶樹の枝を剪定をせず、自然に伸ばし、新芽が1葉〜1.5葉出たら、ワラで編んだ「すまき」で20日ほど被覆します。 
このように特別に手間を掛けて育てたお茶を、八女の産地では伝統本玉露とよび、区別しています。              
                               玉露のおいしい入れ方はこちらから                     

玉露の栽培 玉露の栽培 玉露の栽培
さあ、覆掛け(被覆)をはじめるぞ! コンクリートの柱とパイプで作った棚に藁で編んだすまきを広げます。 あーらよっと。
私の目の高さほどあります。
一枚ずつ広げていきます。朝10時を過ぎると風が出てくるので、急がねば!


丈夫なひもで、パイプのうえを引っ張ります。段取りや知恵じゃ、まだまだ親父にはかないません。 隙間が開かないように、少しずつ重ねていきます。あと少しだー。 風で飛ばないように、パイプにしっかりとひもで結びます。何時間もやってると、結構肩にきます。 大分暗くなりました。遮光率85%から始め、摘む前の10日は棚の上に藁をまいて、98%まで遮光します。


玉露の手摘み 玉露の手摘み 13年度全国品評会でも、八女茶の産地が「産地賞」を受賞しています。
20日間、日光を遮って大事に育てたお茶は、濃緑色で柔らかい葉になります。
いよいよ摘み採りの日がきました。
わらの「すまき」で覆われた玉露園の中は、適度の湿度と温度に保たれています。この環境が玉露独特の旨みと香りを生み出します。
一芽一芽を大切に摘み取りますので、子供たちもお手伝い。
昔からの伝統の手法で育て、みんな総出で手摘みします。玉露は多くの人手と時間をかけてできるのです。



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     お茶の千代乃園
         八女茶生産者 原島政司