玉露(伝統本玉露)を栽培・産直しています。

 玉露(伝統本玉露)とは、お茶を摘み取る20日ほど前から、日光を遮断し、お茶の渋みの少ないまろやかな緑茶です。
 玉露の産地は、その手間隙の掛かる栽培方法のために、年々減少の一途をたどっていますが、八女地方は、品質とともに全国の50%以上を生産量を誇る、日本一の玉露の産地です。
 玉露の栽培方法は、「自然仕立て」と言い、茶樹の枝を剪定をせず、自然に伸ばし、新芽が1葉〜1.5葉出たら、ワラで編んだ「すまき」で20日ほど被覆します。 
このように特別に手間を掛けて育てたお茶を、八女の産地では伝統本玉露とよび、区別しています。              
                               玉露のおいしい入れ方はこちらから       

              
2005年 玉露の栽培の様子

4月30日 

茶農家にゴールデンウィークはありません。

子供たちもしっかり茶畑で手伝いをしています。

   
ばあちゃんが腰が曲がって、覆いかけからは引退ですが、その分子供たちがカバーしてくれました。

棚に手の届かない珠美は退屈していましたが、おもしろい遊びを見つけ出したようです。



←降り藁(ふりわら)

覆いかけの数日後、長男とじっちゃんで覆いの上一面に藁をふりました。

覆いの中の遮光率を上げるためです。
甘いお茶を作るには多くの手間隙がかかります。




いよいよお茶摘みです
じっちゃんもお茶を摘みます。 親戚にもあちこち声をかけ、この日は20人ほど集まってくれました。


↑このように一芽一芽を丁寧に手で摘み取るため多くの人手が必要になります。

30分ほど摘んでも全部でこれくらいしか摘み取れません。



みなが忙しい時期、人手を集めるのさえも一苦労します。

いつまで続けられるのか?子供たちは受け継いでくれるのか?

これだけ手間隙かけた玉露の価格は、今年も下落傾向にあるようです。

スローフード、スローライフ、口で言うほど簡単ではありません。




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