インストラクターのお仕事

田川 上野焼(あがのやき)の里にて

福岡県茶業青年の会の消費宣伝事業

おいしいお茶の入れ方教室はこちらから

田川400年の歴史がある上野焼の里で、福岡県茶業青年の会の消費宣伝事業のお手伝いで参加しました。

ここは、陶器祭りの会場です。

朝5時過ぎに起きて、車で片道3時間の道のりです。

会場では、お茶の手揉みの実演も行われました。
一回の受講生を20人前後として、1日5回の教室でした。

教室では、お茶の出来るまでや、お茶の効能の話など盛りだくさん。

八女茶のおいしい入れ方から、高級玉露のすすり茶も飲んで頂きました。
これは、上野焼の青年部の皆さんに作っていただいた茶器です。

小ぶりの急須と湯冷まし、かわいい湯飲み茶碗。

上級煎茶の茶器セットです。
これも上級煎茶の茶器セット。

どれも手作りで、形も色も二つと同じものはありません。

これは高級玉露のすすり茶用の茶器セット。

小ぶりの蓋付きの茶碗と湯冷まし。

すすり茶の場合、お茶菓子も付きます。

専用の茶器がない場合は、このような内側に入る蓋付きの茶碗なら代用できます。
一通りの説明と実演の後、「さあ、今度はみなさんが入れて見ましょう。」

上級煎茶ですので、やさしく入れてくださいね。



              上級煎茶の入れ方は、こちらから
おじいちゃん、おばあちゃんとお孫さん。

まず、湯飲みにお湯を注ぎます。

これはお湯の量を量り、茶碗を温め、お湯適温までを冷ます、3つの理由があります。

ぼくにも押させてー。
和やかな中にも、みなさん真剣です。

あわてずに、あわてずに・・・
今度は、すすり茶を入れてみましょう。

これも、形の違う茶器です。

茶器が、目を楽しませてくれます。
お湯を冷まして注いだら、蓋をして茶葉が開いてくるまでしばらく待ちます。

高級茶の場合、ゆっくりとした時間も楽しみます。



             すすり茶の入れ方はこちらから
はい、2分経ちました。それでは飲んでみましょう。

これは、鼻をつまんで飲んでるんじゃありません。

親指で蓋をずらして、染み出てくる玉露のしずくをいただきます。

顔を下ろしたら、思わずにんまり。

3煎目まで、おいしくいただけます。

「これ飲んだら、お酒飲まなくてもいいよ。」 というおじさんも・・・
2煎目まで飲んだら、添えてあるお茶菓子をいただきましょう。

はじめに食べると、お茶の味が判らなくなるのです。

食べ終えたら、3煎目を楽しみます。
お茶を食べる!


3煎目まで飲んだら

お茶に酢醤油?

何やってんだと思われるでしょうが、玉露や極上の煎茶は葉っぱが柔らかく、青菜感覚で食べられます。

結構いけますよ。
お菓子をいただいた楊枝で食べます。

「うん、おいしい。」 「思ったより、癖がないですね。」との声

お茶の葉には、お湯に溶け出しにくい、繊維質やベータカロチン、ビタミンEなどその他の成分がまだたくさん残ってます。

ポン酢なんかでもおいしいですよ。
一度おためしあれ!



今回、上野焼(あがのやき)の里で開催されたことで、お茶と器が一つであると言うことと、お茶と手製の陶器は、同じようでも二つと同じ物がないんだと実感しました。

すすり茶は、やはり感動ものです。
最後に、食べてまたびっくり。

いろんな陶器を目で楽しみ、おいしいお茶を飲む。

良いイベントです。

これからも、こんなイベントを企画していただきたいものです。